本文へ移動
PIPersonal Insight Report
自己分析・自己理解を進める

弱みの一覧(就活・転職・面接)と、面接での伝え方

就活・転職の面接で、弱みを聞かれたときの材料を一覧にしました。弱みは、隠さず、事実と対策で伝えると、誠実に聞こえます。伝え方の型と、架空の人物の例もあります。

公開
更新
読む目安
約8分
書いた人
杉本 啓輔

この記事の要点

  • 弱みを8分野32語の一覧にしました。場面で起きることを、一言ずつ添えています。
  • 面接では、「弱みを一言で→起きたこと→対策→今の状況」の順で、1分前後で話します。
  • 言葉を飾るより、事実と対策。応募する仕事に欠かせない力に関わる弱みは、避けたほうが安全です。

弱みの一覧:8分野32語

下の一覧は、この記事のために一般的な言葉からまとめたものです。特定の診断や検査の項目名ではありません。右側は、実際の場面で起きやすいことの例です。自分の経験に近いものを探してください。

進め方

完璧主義
仕上げの確認に時間をかけ、締め切り間際になることがある
優先順位をつけるのが苦手
依頼が重なると全部に手をつけ、進みが遅くなる
抱え込みやすい
人に頼むのが遅れ、一人の作業が膨らむ
計画が甘くなる
作業時間を短く見積もり、予定がずれる

判断・行動

慎重すぎる
情報が揃うまで決められず、動き出しが遅れる
心配性
起きるかもしれないことを先に考え、準備に時間を使いすぎる
考えすぎる
動く前に何通りも検討し、着手が遅れる
せっかち
結論を急ぎ、確認を飛ばしてしまうことがある

人との関わり

断るのが苦手
頼まれると引き受け、自分の仕事量が増える
自分から話しかけるのが苦手
相談や報告のタイミングが遅れる
人の目を気にしやすい
周りの反応を気にして、意見を言い出しにくい
主張が強く聞こえる
結論から話し、相手に断定的に受け取られる

気持ち

緊張しやすい
初対面や人前で、普段の力を出しにくい
切り替えに時間がかかる
失敗のあと、気持ちを戻すのに時間がかかる
負けず嫌い
人と比べて焦り、無理をすることがある
感情が顔に出やすい
不安や不満が、周囲に伝わりやすい

集中・こだわり

細部にこだわる
一部に時間を使いすぎ、全体が後回しになる
集中すると周りが見えにくい
声をかけられても気づかないことがある
関心が移りやすい
新しいことに気を取られ、続けるべきことが後になる
同じ作業が続くと集中が落ちる
単調な作業で、ミスが増えることがある

経験・知識

特定の分野の経験が浅い
知識が足りず、最初に調べる時間が必要になる
数字の扱いに自信がない
集計や計算の確認に、時間がかかる
人前での説明に慣れていない
要点を整理する前に、話が長くなることがある
新しいツールの習得に時間がかかる
使い慣れるまで、作業が遅くなる

伝え方

説明が長くなる
背景から話し始め、要点が後になる
結論を先に言うのが苦手
相手が何を求められているか、分かりにくくなる
質問をためらう
分からないまま進めて、あとで手戻りが出る
文章が長くなりやすい
メールや資料が長くなり、読む人の負担になる

変化・環境

急な変更に戸惑いやすい
予定や方針が変わると、立て直しに時間がかかる
同時進行が苦手
複数の依頼が重なると、混乱しやすい
慣れるまで時間がかかる
新しい環境で、ペースをつかむまで時間が必要
一人の時間が必要
長時間の対応が続くと、休む時間が要る

弱みを長所とセットで整理するなら長所と短所の一覧表が、強みの側を探すなら強みの一覧が使えます。

一覧から弱みを選ぶ4ステップ

  1. 1.一覧から、実際に起きた弱みを選ぶ。「そう言われたことがある」「自分でも困ったことがある」ものを選びます。場面が出てこない言葉は外します。
  2. 2.起きた場面を一つ書く。いつ、何が起きたかを、事実で書きます。「〜な性格です」だけでは、聞き手が場面を想像できません。
  3. 3.今やっている対策を書く。弱みをなくすことではなく、困りごとを小さくするために、いま続けていることを書きます。
  4. 4.対策のあとの状況を添える。対策をしてどう変わったか。まだ途中なら、途中だと言って構いません。

面接で伝える4つの順番

1. 弱みを一言で「私の弱みは、優先順位をつけるのが苦手なことです」のように、最初に結論を言います。
2. 起きたこと(場面)いつ、どんな状況で、何が起きたか。数字や期間があれば添えます。
3. 対策今、自分がやっていること。やめた習慣や、始めた確認でも構いません。
4. 今の状況対策の後に、どう変わったか。変化が小さければ、小さいまま伝えます。

話す長さは、全体で1分前後が目安です。応募先から指定がある場合は、それに従ってください。

伝え方の例:新卒と転職

以下の2つは、書き方を示すために作った架空の人物の例です。実在の人の文章ではありません。そのまま写さず、自分の経験で書いてください。

新卒の例:優先順位をつけるのが苦手

架空の人物「Jさん」(大学4年)

弱みを一言で
複数の依頼が重なると、優先順位をつけるのが苦手です。
起きたこと
アルバイトで、シフト調整と新人の指導が同じ週に重なり、どちらも期限ぎりぎりになったことがあります。
対策
依頼を受けたら、その日のうちに、期限と所要時間を書き出し、店長に優先順位を確認するようにしました。
今の状況
その後は、期限を過ぎることはなくなりました。まだ、判断に迷うことはあるので、確認を続けています。

転職の例:断るのが苦手

架空の人物「Kさん」(営業職・経験7年)

弱みを一言で
頼まれると断れず、自分の仕事量が増えやすいところです。
起きたこと
前職で、他の担当の資料づくりを重ねて引き受け、自分の提案が遅れたことがありました。
対策
引き受ける前に、自分の今週の作業量を並べ、難しければ「いつなら対応できる」と期限を添えて返事するようにしました。
今の状況
提案の遅れは減りました。いまも、迷ったときは上司に優先順位を相談しています。

避けたい言い方と、言い直し方

項目避けたい言い方言い直しの例
言い方の形「私の弱みは完璧主義です。それは長所でもあります」「確認に時間をかけすぎて、締め切り間際になったことがあります」
対策の書き方「気をつけています」「提出の前に確認項目を3つに絞り、時間の上限を決めています」
変化の書き方「克服しました」「遅れは減りました。いまも続けています」

面接で選ばないほうがよい弱み

  • 応募する仕事に欠かせない力が、欠けていると聞こえる弱み。数字を扱う仕事で「数字が苦手」、接客の仕事で「人と話すのが苦手」など。仕事の理解が足りないと受け取られるおそれがあります。
  • 対策を示せない弱み。「遅刻しやすい」「約束を守れない」のように、起きた時点で信頼に関わるものは、対策を話しても伝わりにくくなります。
  • 性格の全否定になる言い方。「何をやっても続かない」のような、広い言い方は避け、場面を限って話します。

どの弱みが問題になるかは、企業や職種によって異なります。迷うときは、応募先の仕事内容を読み、その仕事で毎日使う力に関わらない弱みを選んでください。

ESや面接の言い方への変換は自分の取扱説明書を就活で使うにもまとめています。

よくある質問

弱みの一覧はありますか。
このページに、8分野32語の一覧を載せています。就活・転職どちらの面接でも使えます。ただし、一覧から選ぶだけでは答えになりません。実際に起きた場面と、対策を添えて使ってください。
就活の面接で、弱みはどう答えればよいですか。
「弱みを一言で」「起きたこと」「対策」「今の状況」の4つの順で、1分前後で話します。弱みを隠すより、自分で気づいて対処していることが伝わる話し方のほうが、聞き手に受け取られやすくなります。応募先から指定がある場合は、それに従ってください。
転職の面接では、弱みの答え方が変わりますか。
基本の型は同じです。ただし転職では、仕事の場面で起きたことと、その仕事で使える対策を話します。応募する仕事に欠かせない力に関わる弱みは、避けたほうが安全です。
弱みを、ポジティブな言葉に言い換えてもよいですか。
言葉を和らげること自体は問題ありませんが、実際の内容を変えないようにしてください。「完璧主義」を「こだわりが強い」と言い換えても、起きたことと対策がなければ、答えにはなりません。長所と短所をセットで整理するなら、長所と短所の一覧表が使えます。
心配性は、弱みとして面接で使えますか。
使えます。ただし、「心配性です」だけで終えず、準備に時間を使いすぎた場面と、準備の上限を決めるなどの対策をあわせて伝えます。
緊張しやすいことは、弱みとして話してよいですか。
話せます。緊張する場面と、事前の準備や、話し出す前に一呼吸おくなどの対策を、事実で伝えます。
弱みが思いつかないときは、どうすればよいですか。
最近、仕事や学業で手戻りが出た場面を思い出してみてください。何が原因だったかを一覧と照らすと、見つかりやすくなります。周りの人に「私に頼みにくいことは何ですか」と聞くのも手がかりです。

Personal Insight Report

60問に答えて、根拠つきで自分を言葉にする

弱みは、自分では当たり前になっていて、どんな場面で困りごとになるのか、気づきにくい部分です。

性格・価値観・対人傾向・ストレス反応・仕事/学習スタイルを整理し、相手別(親・友人・教師・上司・パートナー・AI向け)にそのまま渡せる説明文まで作ります。各項目の根拠になった回答も一緒に表示します。

レポートの実物より:自分用の説明文
私は、目的・期限・優先順位が見えると動きやすいです。進め方や確認ポイントがあると、安心して取り組みやすいです。強い言い方だと内容よりも温度感が気になりやすいので、改善点を具体的に伝えてもらえると助かります。
レポートの実物より:分析根拠マップ

安定志向高め

回答の一貫性 中
  • ・安心できる環境の価値に関する回答が高め
  • ・役割・期限・優先順位に関する回答が高め
  • ・予定や役割の明確さに関する回答が高め

どちらもサンプルの回答から、購入したレポートと同じ仕組みで作った抜粋です。サンプルは全項目公開しています。

無料アセスメント
60問に答えて、主要傾向3つと簡易サマリーを確認できます
完全版レポート ¥980
全項目と、相手別の説明文
AI相談用データ付き ¥1,480
自己理解をAIに渡せる形で持ち出せます

買い切りで、月額課金や自動更新はありません。広告も追跡もなく、レポートは実行時にAIを使わないルールベースで作るため、同じ回答なら同じ結果になります。

書いた人

杉本 啓輔

個人事業主。屋号「Pohoda」として、Personal Insight Report を一人で開発・運営しています。

運営者情報(pohoda.jp)このサービスの作り方と運営

読みもの一覧へ

本ページおよび本サービスは、自己理解とコミュニケーション支援を目的とした情報提供です。医療診断、精神疾患の判定、治療、採用判断、人事評価を目的としたものではありません。