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PIPersonal Insight Report
自己分析・自己理解を進める

Will Can Mustシート(PDF)の書き方と記入例

Will Can Mustは、やりたいこと・できること・求められることを書き出して、重なりを探す整理の方法です。書き込み用のPDFシートと、各欄の問い、社会人と就活の架空の記入例を用意しました。

公開
更新
読む目安
約7分
書いた人
杉本 啓輔

この記事の要点

  • やりたい(Will)・できる(Can)・求められる(Must)を1枚に書くPDF(A4・2枚)を無料で配布しています。
  • 書き方は4ステップ。重なりを探し、小さな円を確認して、次の一歩を一つ決めます。
  • このシートは一般的な考え方に沿った独自のもので、特定の企業の様式ではありません。

シートのダウンロード(PDF)

Will Can Mustシート(A4・2枚)

1枚目は、3つの円と、Will・Can・Mustの記入欄、4つの重なりの欄。2枚目は、書き方4ステップと、各欄の問い、記入例、次の一歩の欄です。印刷して手で書きます。

無料で、登録は不要です。個人の自己分析や授業・研修での使用はご自由にどうぞ。記入した内容はこのサイトには送信されません。このシートは、一般的な考え方に沿って作った独自のもので、特定の企業や団体の様式ではありません。職場や学校から指定された様式がある場合は、そちらに従ってください。

Will Can Mustとは

3つの円を重ねて、3つが重なる場所を探す整理の方法です。キャリアの整理で一般的によく紹介されますが、これだけで答えが出るわけではありません。使いどころは、足りない円を見つけることと、次の一歩を決めることです。

Will(やりたい)

続けたいこと、やってみたいこと、時間を忘れて取り組めること。

Can(できる)

得意なこと、これまでの経験、人から頼まれること。

Must(求められる)

仕事や立場で期待されていること、生活のうえで外せない条件。

各欄を書き出す問い

Will(やりたい)時間を忘れて取り組んだことは何か。いつか挑戦したいことは何か。
Can(できる)人から頼まれること、褒められたことは何か。これまでの経験は何か。
Must(求められる)仕事・立場で求められていることは何か。収入や家族など、外せない条件は何か。

Willの手がかりには価値観リスト、Canの手がかりには強みの一覧が使えます。

書き方の4ステップ

  1. 1.Will・Can・Mustを、それぞれ3つ以内で書く。多すぎると重なりが見えません。思いつくだけ書き出してから、3つ以内に絞ります。
  2. 2.重なりを探す。WillとCan、WillとMust、CanとMust、3つすべての重なりを、それぞれ書きます。
  3. 3.重なりが小さい円を確認する。どの円が小さいか、足りない円はどれかを見ます。次の表に、よくある形を並べました。
  4. 4.小さな次の一歩を一つ決める。大きな決断ではなく、来月までにできることを一つ書きます。

記入例:社会人と就活

以下の2つは、書き方を示すために作った架空の人物の例です。実在の人の文章ではありません。そのまま写さず、自分の経験で書いてください。

社会人の例

架空の人物「Oさん」(営業職・5年目)

Will
人に教えること/新しい仕組みを考えること
Can
資料を分かりやすく作る/相手の話を整理する
Must
今期の営業目標を達成する/毎月の収入を確保する
重なり(3つ)
顧客向けの勉強会で、資料づくりと説明を担当する
次の一歩
来月の勉強会で、資料づくりを担当したいと上司に伝える

WillとCanは重なっていても、Mustとつながる場所がなければ、仕事の中で活かしにくくなります。Oさんは、営業目標につながる形(顧客向けの勉強会)に出し方を変えました。

就活の例

架空の人物「Pさん」(大学3年)

Will
地域の人と関わる仕事/イベントを企画する仕事
Can
人の話を聞いて整理する/予定を調整する
Must
卒業までに就職先を決める/初任給の目安を満たす
重なり(3つ)
地域のイベントや、法人向けの企画・運営の仕事
次の一歩
地域イベントの運営会社を、3社調べる

就活では、「Mustは企業が求めること」と考えると、Canの書き方が決まります。企業の求人の言葉で、Canを書き直してみてください。

重なりが小さいときの考え方

形起きていること試せること
Willが小さい求められることはできているが、やりたいことが見えない。Willを探す時間をとる。価値観リストや過去の場面が手がかりになります。
Canが小さいやりたい・求められることはあるが、今の力では届かない。足りない力を一つ決めて、身につける方法を考える。
Mustが小さいやりたいこと・できることはあるが、求められていない。求められる場所や形に出し方を変える。応募先・提案先を見直す。
3つが離れているどの重なりも小さい。いったん、一つの円だけ、条件を変えられないか考える。期間を決めて見直す。

どれが正しい形、ということはありません。今の時点の状態を確かめて、半年後などに書き直す使い方が向いています。

就活・転職・面談で使うとき

  • 就活では、Mustを企業の言葉で書く。求人や説明会で聞いた「求める人物像」を、Mustの欄に書き、Canをその言葉に合わせて場面で裏づけます。
  • 転職では、Canを成果で書く。担当した仕事と、その結果を事実で書くと、Mustとの重なりが見えます。
  • 面談では、次の一歩だけを見せる。3つの円を全部見せる必要はありません。上司や相談相手には、重なりと、次の一歩を一つ伝えます。

ESや面接の言い方に変えるときは自分の取扱説明書を就活で使う、やりたいことを時系列で探すなら自分史のテンプレートも使えます。

よくある質問

Will Can Mustシートのテンプレートはダウンロードできますか。
このページの「ダウンロード」から、A4・2枚のPDFを入手できます。1枚目は、3つの円と、各欄・重なりの記入欄。2枚目は、書き方と記入例です。無料で、登録は不要です。
Will Can Mustとは、何ですか。
やりたいこと(Will)、できること(Can)、求められること(Must)の3つを書き出して、重なりを探す考え方です。キャリアの整理などでよく紹介される一般的な枠組みで、これだけで答えが出るものではありません。
Will Can Mustの記入例を見たいです。
このページに、社会人(営業職)と就活の架空の例を載せています。実在の人の文章ではないので、そのまま写さず、自分の経験で書いてください。
企業名のついた「Will Can Mustシート」とは、同じものですか。
検索すると、企業名のついたシートの話も見かけますが、このページのPDFは、一般的な考え方に沿って作った独自のものです。特定の企業の様式ではありません。企業や学校、職場から指定された様式がある場合は、そちらに従ってください。
Will Can Mustシートをエクセルで作れますか。
作れます。3つの欄と、重なりを書く欄を表にします。このページにExcelのテンプレートはなく、PDFのみです。
Will Can Mustは、古い考え方ではありませんか。
新しい・古いで評価するものではなく、考えを一枚に整理するための道具の一つです。使いどころは、足りない円を見つけるときと、次の一歩を決めるときです。Mustが重く感じるときは、今の時点の条件として書き、期間を決めて見直します。

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書いた人

杉本 啓輔

個人事業主。屋号「Pohoda」として、Personal Insight Report を一人で開発・運営しています。

運営者情報(pohoda.jp)このサービスの作り方と運営

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