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強み一覧(就活・転職・自己PR)と、エピソードにする方法

就活・転職・自己PRで使える強みの言葉を、一覧にしました。言葉だけで終わらせず、具体的な場面に落とす手順と、架空の人物の例もあります。

公開
更新
読む目安
約8分
書いた人
杉本 啓輔

この記事の要点

  • 強みを8分野40語の一覧にしました。行動で言うとどういうことか、一言ずつ添えています。
  • 一覧から選んだ言葉は、「場面→自分がしたこと→結果→次の使い方」の順でエピソードにします。
  • 新卒は人柄と再現性、転職は仕事での役割と成果と結びつけて話すと伝わりやすくなります。

強みの一覧:8分野40語

下の一覧は、この記事のために一般的な言葉からまとめたものです。特定の診断や検査の項目名ではありません。右側は、行動で言うとどういうことかの例です。自分の経験に近いものを探してください。

やり切る

責任感
引き受けたことを、状況が変わっても最後まで持ち続ける
継続力
成果が出る前でも、決めた習慣や作業を続ける
粘り強さ
うまくいかないとき、やり方を変えて何度も試す
計画性
期限から逆算して、段取りを組んで進める
几帳面
細かい確認や記録を抜けなく行う

人と関わる

傾聴力
相手が話し終えるまで聞き、要点を返す
協調性
意見が分かれたとき、全員が動ける落としどころを探す
気配り
相手が困る前に、必要なものを用意する
交渉力
双方の事情を整理して、合意できる条件を見つける
巻き込み力
周りに目的を伝え、自分から協力者を増やす

考える

分析力
数字や事実を分けて、原因を切り分ける
論理的思考
結論と理由を筋道立てて説明する
情報収集力
必要な情報を調べ、信頼できるものを選ぶ
課題発見力
「ここが問題だ」と、周りより先に気づく
洞察力
表面の言葉の奥にある背景を読み取る

生み出す

発想力
既存のやり方にとらわれず、案を複数出す
企画力
目的から逆算して、新しい取り組みを形にする
表現力
文章・図・話し方で、相手に伝わる形にする
改善力
今のやり方の無駄を見つけ、少しずつ良くする
探究心
疑問が湧くと、納得するまで掘り下げる

動く

行動力
考えるより先に、まず試してみる
決断力
情報が揃いきらなくても、期限内に決める
主体性
指示を待たず、自分で必要なことを見つけて動く
チャレンジ精神
未経験の役割にも手を挙げる
柔軟性
状況の変化に合わせて、やり方を切り替える

まとめる・導く

リーダーシップ
目標を示し、メンバーが動ける状態をつくる
調整力
関係者の予定や利害を整理して、進行を整える
育成力
相手の成長に合わせて、教え方や任せ方を変える
判断力
優先順位をつけて、やることを絞る
先読み力
全体の流れを見て、次に起きることを予測する

支える

サポート力
ほかの人が力を出せるよう、裏方を引き受ける
共感力
相手の気持ちを受け止めたうえで話を進める
誠実さ
不利なことも隠さず、約束を守る
冷静さ
トラブル時も感情的にならず、事実から対応する
忍耐力
不満や負担があっても、必要な間は耐えて続ける

学ぶ

吸収力
新しい知識や手順を、短期間で身につける
向上心
現状に満足せず、次の目標を自分で設定する
素直さ
指摘を受け止めて、すぐ行動を直す
好奇心
専門外のことにも関心を持ち、話を聞きにいく
振り返り力
終わったあとに、うまくいった点と改善点を言葉にする

一覧から強みを3つ以内に絞る

  1. 1.一覧から気になる言葉に印をつける。「よく言われる」「自分では普通だが、人に驚かれた」言葉を、10個前後まで選びます。
  2. 2.各言葉に、実際の場面を一つ添える。場面が出てこない言葉は、いったん外します。場面があるものだけが残ります。
  3. 3.3つ以内に絞る。応募先や相手が求めていることと重なる順に並べ、上から3つ以内にします。自己PRで話すのは1つか2つです。

場面を思い出す手がかりには、モチベーショングラフの山の時期や、自己理解ワークシートの問いが使えます。

強みをエピソードにする4つの順番

1. 場面いつ、どこで、何が起きていたか。
2. 自分がしたこと自分が実際にとった行動。「みんなで」ではなく、自分の担当を書きます。
3. 結果どうなったか。数字がなければ、起きた変化を事実で。
4. 次の場面での使い方その強みを、応募先の仕事でどう使うか。

エピソードの例:新卒と転職

以下の2つは、書き方を示すために作った架空の人物の例です。実在の人の文章ではありません。そのまま写さず、自分の経験で書いてください。

新卒の例:調整力

架空の人物「Fさん」(大学4年)

場面
学園祭の実行委員で、出店団体の希望する場所と時間帯が重なった。
自分がしたこと
各団体に優先したいことを聞き取り、時間帯をずらす案を表にして提示した。
結果
全団体が出店でき、当日の運営への苦情は出なかった。
次の場面での使い方
仕事でも、関係者の事情を整理して、進め方を整えていきたい。

転職の例:改善力

架空の人物「Gさん」(事務職・経験6年)

場面
請求書の確認が月末に集中し、毎月残業が出ていた。
自分がしたこと
差し戻しの多い項目を3か月分集計し、入力ルールを2点変えて、確認用のチェックリストを作った。
結果
月末の確認にかかる時間が約3割減り、残業が減った。
次の場面での使い方
新しい職場でも、まず現状の手順を数えてから、変える点を絞って提案したい。

就活と転職で、話し方が変わるところ

企業や職種によって異なりますが、一般的には次のような違いがあります。

項目就活(新卒)転職
話す材料学業・サークル・アルバイト・ゼミなど。仕事の経験がなくても構いません。これまでの仕事での役割・担当・成果。
見られやすい点その強みが、別の場面でも出るかどうか。人柄との結びつき。次の職場の業務に、その強みが通用するかどうか。
数字の扱い無理に作らず、人数・期間・回数などの事実で足ります。件数・時間・金額など、あれば具体的に。ないときは変化を事実で。
絞り方強み1つと、それを裏づける場面1つ。強み1〜2つと、仕事の場面ごとの裏づけ。

ESや面接の言い方への変換は自分の取扱説明書を就活で使うに、弱みの伝え方とあわせて書きました。

強みで失敗しやすい4つのこと

  • 一覧の言葉だけを並べる。「責任感があり、協調性があります」だけでは、誰の文章とも区別がつきません。場面と行動を添えて初めて、その人の話になります。
  • 強みを並べすぎる。5つも6つも並べると、どれも薄くなります。話すのは1つか2つに絞り、ほかは聞かれたときに出せば足ります。
  • 一覧から、そのまま選ぶ。かっこいい言葉を選んでも、場面が出なければ面接で詰まります。場面から逆に選ぶと、無理が出ません。
  • 弱みの言い換えにする。「頑固」を「信念がある」のように言い換えると、不自然に聞こえることがあります。強みは強みとして、場面で見せます。

自分では見つけにくいときは

強みは、自分には当たり前で見えにくいものです。身近な人に、次の3つを聞いてみてください。

  • 私が、いつの間にか任されていることは何ですか。
  • 私に相談したくなるのは、どんなときですか。
  • 私と一緒に進めて、楽だったことは何ですか。

ストレングスファインダーのような有料の強み診断を検討しているなら、先に無料で傾向を言葉にしておく方法を有料の強み診断の前ににまとめています。判断の軸を言葉にするなら価値観リストも使えます。

よくある質問

就活で使える強みの一覧はありますか。
このページに、8分野40語の一覧を載せています。ただし、一覧から選ぶだけでは自己PRになりません。選んだ言葉に、実際の場面と自分の行動を添えて使ってください。
強みの一覧からそのまま選んで、自己PRに使ってよいですか。
言葉は一覧から選んで構いませんが、中身は自分の経験で書いてください。同じ言葉を使う人が多いため、場面と行動の具体さが、その人らしさとして伝わるところになります。
自己PRで話す強みは、いくつがよいですか。
1つか2つに絞るのが一般的です。多く並べるより、一つの強みを場面で裏づけたほうが、聞き手に残りやすくなります。ただし応募先の指定がある場合は、それに従ってください。
転職の面接で使える強みの一覧はありますか。
このページの一覧は、転職でも使えます。転職では、仕事での役割や成果と結びつけて話すことが求められやすいため、場面は仕事の経験から選び、可能なら件数や時間などの事実を添えます。
強みがないと感じるときは、どうすればよいですか。
自分にとって当たり前のことは、強みだと気づきにくいものです。一覧を眺めて、人に頼まれたことや褒められたことを思い出してみてください。周りの人に「いつの間にか任されていることは何か」と聞くのも手がかりになります。
強みと弱みは、どう書き分ければよいですか。
強みは場面と行動で、弱みは事実と対策で書きます。弱みを強みの言い換えにしないほうが、誠実に伝わります。弱みの伝え方は、「自分の取扱説明書を就活で使う」にまとめています。

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60問に答えて、根拠つきで自分を言葉にする

強みは、自分にとっては当たり前すぎて、強みだと気づかないことが多い部分です。

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レポートの実物より:自分用の説明文
私は、目的・期限・優先順位が見えると動きやすいです。進め方や確認ポイントがあると、安心して取り組みやすいです。強い言い方だと内容よりも温度感が気になりやすいので、改善点を具体的に伝えてもらえると助かります。
レポートの実物より:分析根拠マップ

安定志向高め

回答の一貫性 中
  • ・安心できる環境の価値に関する回答が高め
  • ・役割・期限・優先順位に関する回答が高め
  • ・予定や役割の明確さに関する回答が高め

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書いた人

杉本 啓輔

個人事業主。屋号「Pohoda」として、Personal Insight Report を一人で開発・運営しています。

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