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長所と短所の一覧表(就活・面接)と、短所の伝え方

就活や面接で、長所と短所を聞かれたときの材料を、一覧にしました。長所と短所は、同じ性質を、表から見るか裏から見るかの違いです。短所を伝えるときの型と、架空の人物の例もあります。

公開
更新
読む目安
約8分
書いた人
杉本 啓輔

この記事の要点

  • 長所と短所を、同じ性質の表と裏として、6分野30組の一覧表にしました。A4のPDFも無料で配布しています。
  • 短所は、言葉を飾るのではなく、起きたこと(事実)と対策で伝えます。
  • 長所は強みの一覧、短所は弱みの一覧とあわせて使うと、場面から選びやすくなります。

一覧表のダウンロード(PDF)

長所と短所の一覧表+記入シート(A4・3枚)

1〜2枚目は、6分野30組の一覧表です。3枚目は、自分の長所と短所を書く記入欄と、架空の人物の記入例です。印刷して手で書きます。

無料で、登録は不要です。個人の自己分析や授業・研修での使用はご自由にどうぞ。記入した内容はこのサイトには送信されません。

長所と短所は、同じ性質の表と裏

たとえば「責任感が強い」は、引き受けすぎれば「一人で抱え込みやすい」に変わります。長所だけが独立してあるわけではなく、同じ性質が、場面によって強みにも、困りごとにも見えると考えると、短所を無理に探さずに済みます。

以下の表は、この記事のために一般的な言葉からまとめたもので、特定の診断や検査の項目ではありません。左の長所から探してください。

長所と短所の一覧表:6分野30組

やり切る

長所の言い方同じ性質の短所短所への対策の例
責任感が強い一人で抱え込みやすい任せる範囲を先に決め、途中で相談する
継続力がある切り替えが遅れることがある期限ごとに、続けるか見直す日を決める
粘り強い引き際の判断が遅れる時間の上限を先に決め、超えたら相談する
計画的予定外の変更に弱い余裕の枠を、最初から予定に入れる
几帳面細部に時間をかけすぎる確認する項目と回数を決めておく

人と関わる

長所の言い方同じ性質の短所短所への対策の例
協調性がある自分の意見を後回しにしがち会議の前に、自分の意見を一行書いておく
聞き上手自分から話し出すのが遅い最初の議題で、必ず一言発言する
気配りができる気を遣いすぎて疲れる気遣いする相手を、優先度で絞る
人当たりがよい断るのが苦手その場で答えず、確認してから返事をする
面倒見がよい手を出しすぎてしまうまず本人に考えてもらってから助言する

考える

長所の言い方同じ性質の短所短所への対策の例
慎重決めるのに時間がかかる判断の期限を、自分で先に決める
分析力がある考えすぎて動き出しが遅い小さく試す案を、先に一つ出す
論理的気持ちへの配慮が後になる結論の前に、相手の状況を一言聞く
好奇心が強い関心が散りやすい同時に追うテーマを3つまでにする
冷静気持ちが伝わりにくいうれしい・困ったを、言葉にして伝える

動く

長所の言い方同じ性質の短所短所への対策の例
行動力がある準備が不十分なまま進めがち着手の前に、確認する3点を決める
決断が早い周りへの共有が後になる決めたらすぐ、一言で共有する
チャレンジ精神がある負担を引き受けすぎる引き受ける前に、今の仕事量を書き出す
主体的周りを見ずに進めてしまう進め方を、最初に関係者へ共有する
柔軟方針がぶれて見える変えた理由を、あわせて伝える

こだわる

長所の言い方同じ性質の短所短所への対策の例
向上心が強い現状に満足できず焦るできた点も、毎週記録する
こだわりが強い譲れず調整に時間がかかる譲れる点と譲れない点を分けておく
質にこだわる仕上げに時間がかかる8割の段階で、一度見てもらう
負けず嫌い人と比べて落ち込む比べる相手を、過去の自分にする
意見がはっきりしている強く聞こえることがある結論の前に、相手の考えを聞く

落ち着いて進める

長所の言い方同じ性質の短所短所への対策の例
穏やか意思表示が弱く見える賛成・反対を、言葉にして返す
マイペース周りの速さに合わせにくい節目で、進み具合を共有する
一人で集中できる相談が遅れる困ったら30分で声をかける、と決める
素直人の意見に影響されやすい決める前に、自分の考えを一度書く
謙虚自分の成果を伝えるのが苦手成果を数字や事実で、短く報告する

対策の例は、そのまま使うためのものではなく、自分の経験に合わせて書き直すための見本です。長所だけを詳しく探すなら強みの一覧、短所の側を詳しく探すなら弱みの一覧が使えます。

自分の長所と短所を書く4ステップ

  1. 1.長所を一つ選ぶ。一覧から、実際の場面が思い出せる長所を選びます。場面が出てこない言葉は、いったん外します。
  2. 2.同じ性質の短所を探す。その長所が強く出すぎたとき、困った場面を思い出します。一覧の中央の列が手がかりです。
  3. 3.起きたことを事実で書く。「〜しがち」だけでなく、いつ、何が起きたかを一つ書きます。
  4. 4.対策と、その後を添える。今やっていること、やってみてどうなったかを書きます。まだ途中なら、途中だと書いて構いません。

場面を思い出せないときは、モチベーショングラフの山と谷の時期が手がかりになります。

面接での答え方の例:新卒と転職

以下の2つは、書き方を示すために作った架空の人物の例です。実在の人の文章ではありません。そのまま写さず、自分の経験で書いてください。

新卒の例

架空の人物「Hさん」(大学3年)

長所
責任感が強い。サークルの会計を1年間任され、毎月の収支を欠かさず報告した。
同じ性質の短所
一人で抱え込みやすい。決算前に作業が膨らみ、先輩に相談したのは締め切りの2日前だった。
対策
任せる範囲を最初に決め、週1回、進み具合を先輩に見てもらうようにした。
その後
次の決算では、1週間前に相談でき、余裕をもって終えられた。

面接では「長所は責任感です。会計を1年任され、毎月報告を続けました。一方で、抱え込みやすい面があり、決算前に相談が遅れたことがあります。いまは週1回、先輩に確認してもらい、次の決算は余裕をもって終えられました」のように、30秒から1分で話します。

転職の例

架空の人物「Iさん」(事務職・経験6年)

長所
几帳面。請求書の確認を6年担当し、差し戻しの原因を毎月記録してきた。
同じ性質の短所
細部に時間をかけすぎる。月末に確認項目が増え、他の作業が後ろ倒しになることがあった。
対策
確認する項目と回数を決めたチェックリストを作り、優先度の低い確認は翌日に回すようにした。
その後
月末の確認時間が短くなり、他の作業の遅れが減った。

転職の面接では、仕事の場面と、直したあとの変化を事実で言えると、伝わりやすくなります。

言い換えで失敗しやすい4つのこと

  • 短所を、長所に聞こえるだけの言い方にする。「短所は頑張りすぎるところです」のような言い方は、短所を答えていないように聞こえることがあります。困った場面を事実で一つ書くほうが、誠実に伝わります。
  • 一覧の言葉を、そのまま写す。同じ言葉を使う人は多いため、場面と行動の具体さが、その人らしさになります。言葉は一覧から選んでも、中身は自分の経験で書いてください。
  • 仕事の中心になる力が欠けると聞こえる短所を選ぶ。応募する仕事で欠かせない点(たとえば、数字を扱う仕事で「数字が苦手」)は、避けたほうが安全です。
  • 「克服しました」と言い切る。対策を続けている途中なら、「いまは〜するようにしている」と、現在の取り組みとして話します。言い切ると、深掘りされたときに詰まります。

ESや面接の言い方への変換は自分の取扱説明書を就活で使うに、弱みの伝え方とあわせて書きました。

よくある質問

長所と短所の一覧表はありますか。
このページに、6分野30組の一覧表を載せています。無料のPDF(A4・3枚)でも配布していて、登録は不要です。就活・面接のほか、転職や履歴書の準備にも使えます。
長所と短所を言い換えるとは、どういうことですか。
長所と短所は、同じ性質の表と裏です。「慎重」は、場面によっては「決めるのに時間がかかる」と見えます。この見方を使うと、短所を別の言葉で飾るのではなく、同じ性質がどんな場面で困りごとになるかを、事実として説明できます。
面接で長所と短所は、どう答えればよいですか。
長所は場面と行動で、短所は起きたことの事実と対策で答えます。話す長さは、全体で1分前後が目安です。応募先から指定がある場合は、その形式に従ってください。
長所と短所を就活の履歴書やESに書くときの字数は、どのくらいですか。
指定の字数に合わせます。短い字数では、長所の場面を一つと、短所の対策を一文にまとめます。字数が多いときは、4つの順番(長所・同じ性質の短所・対策・その後)を、そのまま段落にします。
長所が思いつかないときは、どうすればよいですか。
自分には当たり前のことは、長所だと気づきにくいものです。身近な人に、いつの間にか任されていることを聞いてみてください。強みの言葉は、強みの一覧も参考になります。
短所は、正直に書かないほうがよいですか。
嘘を書く必要はありませんが、書く範囲は選べます。応募先の仕事に欠かせない点を避け、事実と対策を添えて書くのが一般的です。ありのままを全て話すことは求められていません。

Personal Insight Report

60問に答えて、根拠つきで自分を言葉にする

長所と短所は、自分では当たり前に思えるぶん、場面を思い出しにくい部分です。

性格・価値観・対人傾向・ストレス反応・仕事/学習スタイルを整理し、相手別(親・友人・教師・上司・パートナー・AI向け)にそのまま渡せる説明文まで作ります。各項目の根拠になった回答も一緒に表示します。

レポートの実物より:自分用の説明文
私は、目的・期限・優先順位が見えると動きやすいです。進め方や確認ポイントがあると、安心して取り組みやすいです。強い言い方だと内容よりも温度感が気になりやすいので、改善点を具体的に伝えてもらえると助かります。
レポートの実物より:分析根拠マップ

安定志向高め

回答の一貫性 中
  • ・安心できる環境の価値に関する回答が高め
  • ・役割・期限・優先順位に関する回答が高め
  • ・予定や役割の明確さに関する回答が高め

どちらもサンプルの回答から、購入したレポートと同じ仕組みで作った抜粋です。サンプルは全項目公開しています。

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書いた人

杉本 啓輔

個人事業主。屋号「Pohoda」として、Personal Insight Report を一人で開発・運営しています。

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